潜在意識・催眠術・本当の自分

17-02 | セルフイメージが人生の上限を決める

あなたは今まで、自分の可能性をどのように見ていますか?「もしかしたら、自分はこれ以上になることができないのではないか」そのような感覚を持ったことはありませんか?

実は、その感覚は「事実」ではなく、セルフイメージが設定した「上限」なのです。あなたの人生の可能性は、あなたのセルフイメージが許す範囲内でしか展開しないのです。

例えば、セルフイメージが「自分は中流階級の人間だ」であれば、あなたは大金持ちになることが難しくなります。なぜなら、そのセルフイメージと矛盾する現実を、潜在意識が受け入れられないからです。セルフイメージが「自分は創造的ではない」であれば、あなたは創造的な仕事で成功することが難しくなるのです。

セルフイメージが上限を決める具体的メカニズム

セルフイメージが人生の上限を決めるメカニズムを、より詳しく見ていきましょう。

ステップ1:セルフイメージが「可能・不可能」の判断を下す

あなたが何か新しいことにチャレンジしようとするとき、潜在意識はまず「それはあなたのセルフイメージと一致しているか」を判断します。

例えば、あなたが「起業したい」と思っても、セルフイメージが「自分はサラリーマン気質だ」であれば、潜在意識は「それはあなた向きではない」と判断するのです。

ステップ2:行動の無意識的な阻止

その判断に基づいて、潜在意識は、あなたの行動を無意識に阻止し始めます。起業に必要な情報は無視され、起業のリスクばかりが強調されます。RASが、起業の可能性ではなく、失敗の可能性に注意を向けるようになるのです。

ステップ3:機会の回避

その結果として、あなたは起業の機会が現れても、それを避けるようになるのです。それは、あなたが「怖い」から避けるのではなく、潜在意識が「それはあなたのセルフイメージと矛盾している」と判断しているからなのです。

ステップ4:上限の確定

その結果として、あなたの人生は「サラリーマンとしての人生」という上限の中で展開するのです。そしてその限定された人生が、セルフイメージ「自分はサラリーマン気質だ」をさらに強化するのです。

セルフイメージが上限を決める実例

実生活で、セルフイメージが上限を決めている多くの例があります。

例1:年収の上限

ある人のセルフイメージが「自分は年収500万円程度の人間だ」であるとします。その人の市場価値は、実は年収1000万円に相当するスキルを持っているかもしれません。ですが、セルフイメージの上限が500万円である限り、その人は無意識に「年収が500万円を超えないような選択」をしてしまうのです。

例えば、より高給の職場への転職の機会が現れても「自分にはできない」と判断して、避けるのです。その結果として、その人は一生、年収500万円程度の人生を生きることになるのです。

例2:能力の上限

ある人のセルフイメージが「自分は平均的な知能の人間だ」であるとします。実は、その人は非常に高い学習能力を持っているかもしれません。ですが、セルフイメージの上限がある限り、その人は「新しいスキルを学ぶことは難しい」と無意識に思い、学習を避けるのです。

その結果として、その人の実際の能力は発展しないままになり、セルフイメージ「自分は平均的な人間だ」が確認されるのです。

例3:人間関係の上限

ある人のセルフイメージが「自分は愛されるに値しない人間だ」であるとします。実は、その人は多くの人から愛される価値を持っているかもしれません。ですが、セルフイメージの上限がある限り、その人は無意識に「親密な人間関係を避ける」という行動をするのです。

その結果として、その人の人間関係は浅く、孤立したものになり、セルフイメージ「自分は愛されるに値しない」が確認されるのです。

セルフイメージの上限を超える

では、このセルフイメージによる上限を超えるには、どうしたらよいのでしょうか。

それは「上限を超えたセルフイメージを、潜在意識に納得させる」ことなのです。単に意識的に「自分は成功できる」と思うだけでは不十分です。潜在意識が「それは真実である」と信じるようにする必要があります。

催眠を使った方法としては、以下のようなものがあります。

方法1:段階的な拡張

上限を一気に超えるのではなく、段階的に拡張していくのです。セルフイメージが「年収500万円」なら、まず「年収600万円」に拡張する。それが実現したら「年収700万円」に拡張する。この段階的な拡張によって、潜在意識は新しいセルフイメージを受け入れやすくなるのです。

方法2:すでにある証拠の活用

実は、あなたのセルフイメージの上限を超えた要素は、すでにあなたの中に存在しているのです。その要素を見つけ出し、強化することで、セルフイメージの上限を拡張することができます。

例えば「自分は平均的な知能」というセルフイメージを持つ人でも、実は「何かのテーマについては深く理解できる」という経験があるかもしれません。その経験を強化することで「実は、自分は学習能力がある」という新しいセルフイメージを作ることができるのです。

方法3:ロールモデルの活用

自分と似た背景や条件を持ちながら、セルフイメージの上限を超えた人を探し、その人のセルフイメージや信念を学ぶのです。その人の存在が「上限を超えることは可能である」という証拠になり、潜在意識がそれを受け入れやすくなるのです。

図解:セルフイメージが人生の上限を決めるプロセス

セルフイメージによる上限の設定

【セルフイメージ】
「自分は年収500万円の人間だ」
        ↓
【潜在意識の判断】
「年収600万円以上は、あなたのセルフイメージと矛盾している」
        ↓
【RASの設定】
「年収向上のための情報」を無視
「失敗のリスク」に敏感に反応
        ↓
【行動の阻止】
より高給の職場への転職を避ける
スキルアップの機会を避ける
        ↓
【現実の確認】
実際に年収は500万円のまま
        ↓
【セルフイメージの強化】
「やっぱり、自分は年収500万円の人間なんだ」
        ↓
好循環が完成
セルフイメージによる上限が確定される

【上限の拡張】
新しいセルフイメージを潜在意識に植え付ける
         ↓
段階的に、新しい現実を経験する
         ↓
新しいセルフイメージがフィードバックされる
         ↓
新しい上限で人生が展開する

セルフワーク:あなたの人生の上限を認識し、拡張する

それでは、あなた自身の人生の上限を認識し、それを拡張するためのワークに取り組みましょう。

課題1:現在の人生の上限を認識する

あなたの人生の中で「これ以上になることは難しい」と感じている領域は何ですか。

  • 年収・経済的な側面
  • キャリア・職業的な側面
  • 人間関係・恋愛的な側面
  • 創造性・能力的な側面

それぞれについて「〇〇が上限だと感じている」という形で言語化してください。

課題2:その上限の根拠を探る

「なぜ、その上限を感じているのか」その根拠を探ってください。

例:「年収が500万円が上限と感じる理由」→「親もそのくらいの年収だった」「自分はサラリーマンだから」など

その根拠は「事実」ですか、それとも「信念」ですか。

課題3:上限を超えた状態を想像する

もし、その上限がなかったら、あなたの人生はどのようになるでしょうか。

具体的に想像してください。年収の例なら「年収1000万円になったら、どんな人生になるか」

課題4:段階的な拡張計画を立てる

現在の上限から、課題3で想像した目標までの、段階的な道筋を作ってください。

例:「年収500万円」→「年収600万円」→「年収750万円」→「年収1000万円」

課題5:すでにある証拠を探す

実は、あなたはすでに、その上限を超えた側面を持っているかもしれません。探してください。

例:「年収が上限と感じるが、実はこのプロジェクトでは、年収1000万円相当の価値を作った」

課題6:催眠による新しいセルフイメージの植え付け

催眠状態に入った後、段階1の新しいセルフイメージを暗示してください。

「私は〇〇だ。その〇〇は自然で、真実だ。私はその〇〇に基づいて、新しい行動を始める」

このプロセスを、毎週繰り返してください。4週間ごとに、段階を進めていってください。

まとめ

セルフイメージが人生の上限を決めるということは、あなたの人生の可能性は、セルフイメージが許す範囲内でしか実現しないということを意味します。

ですが同時に、その上限は「変えることができる」ということです。新しいセルフイメージを潜在意識に植え付け、段階的に拡張することで、あなたの人生の上限は無限に高くなっていくのです。

ぜひ、このセルフワークを通じて、あなたの人生の新しい上限を設定し、その新しい上限で人生を展開させてください。